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異素材をかけあわせ 新たな価値を創出 「マキシ-P」

グローバルに拡大を続け25年のロングヒット

 アルミ製のシェルに樹脂製のリングをドッキングさせた「マキシ-P」は、TE性(不正開栓を防ぐ機能)に優れた画期的なキャップです。シェル・リングともに金属製のものしか存在しなかった時代に頻発していた問題をすべて解決する新世代のキャップとして、1991年に登場しました。1996年の国民的飲料への採用により、広く普及していきました。
 産声を上げてから25年あまり。容器形態やトレンドによって売れ筋のクロージャーが変わる中、マキシ-Pは他製品に取って代わられることなくスタンダードであり続けてきました。2000年以降には海外展開も加速し、プレミアムビールや飲料水のキャップへの採用など、グローバルへの広がりを見せています。

 

「一度開けると封ができない」ことで消費者の安全を守る

 マキシ-P誕生のきっかけは、1985年に発生した、飲料への異物混入事件でした。NCCはこの事件を機に、飲料メーカーと共に飲料の安全性確保に乗り出しました。1980年に海外より技術導入した「マキシ」をベースに、一度開けたら未開封の状態に戻せないプルトップ方式のキャップ「マキシクラウン」を開発。飲料の安全とともに、お客様の不安を払拭していきました。しかし、ブリキ製のマキシクラウンでは手を切るというクレームが発生し、アルミ材のマキシキャップへ変更しました。すると今度はリングが千切れてしまうという問題が浮上。これらの問題を受け、消費者の手元に届くまでの安全のみならず、開封時の安全も確保できるキャップ「マキシ-P」の開発がスタートしました。
 1985年頃から設計、試作金型作成、樹脂リング成形を繰り返す日々が続き、1989年には生産機開発プロジェクトが始動。金型の不具合を当時の最新鋭技術の導入により解決するなど、革新的な取り組みでトラブルを乗り越えながら、さらなる高速化やコストダウンといった課題にも挑みました。そして1991年4月、ついに24時間連続運転テストをクリア。マキシ-Pが世に出る時がきたのでした。誕生以来、日本のみならず、グローバルに安心・安全を提供するマキシ-P。これからも多くの人々に愛され続けていくことでしょう。